美の世界へようこそ
昨日はターニーこと谷本先生のピアノリサイタルに伺ってきました。
受付のお手伝いをさせていただき、懐かしい方も、この間もお会いしましたねの方も、こちらが思わずファンモードに入ってしまう方も、たくさんお目にかかれて、それもとても嬉しかったです。
お手伝いが決まる前にチケットは購入していたので、リサイタルも全部拝聴しました。
いつも気さくなターニーが近寄り難く神々しく見えるほど、圧巻の演奏でした。
ピアノって、鍵盤を押すだけで音が出る楽器なのに、こんなに音色があるんだな。「音色」の文字通り、1つ1つの音に色がついているんですよね。
また、初めて入ったホールなのですが、前半はブラインドで外は見えなかったのに、後半は開いて夜景が見え、舞台が黒と金色で彩られているのも美しかったです。
いつものことなのですが、素晴らしい音楽家の演奏を目の当たりにすると、「私にとって音符は長さと高さを表すだけのものなのに、音楽家の方には私には見えていないいろんな景色が見えているのだな」と思い知らされます。
どれだけ真面目に音楽と向き合ってきたかの差なのですが、先生の音楽が美術館に展示されている有名絵画とすれば、私の奏でる音は教科書の落書きレベルなのがよくわかる。
ま、有名絵画はうっとり眺めればいいので、私はこれからも教科書の落書きのレパートリーを増やしながら生きていきます(笑)。
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